12 Dec. 08
FIFA Club World Cup Japan 2008 by TOYOTA
Manchester United VS Liga de Quito
を観に行ってきました。
1:30、前日の深夜というか当日の早朝、仙台を出発。キング、桑田さん、飛鳥さん、私の総勢4名を乗せ、車は横浜へ(全て仮名)。当初は、当日の朝8時くらいに出発しても4:30から始まる3位決定戦にも間に合うだろうということだったが、駐車場が死ぬ程混むだろうとのキングの御達しで早い時間に出発することに。
未明、とあるSAで休憩。先日TDLに行った際買ったキングご執心の「おしゃぶり干し梅¥525」を買って1万円札をくずす。私もごま饅頭を買い1万円札をくずす。
7:00、横浜国際総合競技場に到着。アリーナ近くの駐車場を確保し、全員眠いながらも全て順調。仮眠を取る。
9:00、目が覚めると、キングの予想はどんぴしゃ、駐車場は既に満車に…。トイレにとコンビニへの道すがら他の駐車場を見て回ると、全箇所満車。駐車場を求めて、ちらほらと車の渋滞も起きている模様。
9:30、マンUのグッズ販売特設会場ができているとのことで、食事がてら横浜そごうへ。新横浜駅までの路上は主に外国人の露店でいっぱい。マンUのTシャツやタオルマフラーを道路に直に置いて、しかも石とかで留めて、「ハイ、イラッシャイイラッシャーイ!ヤスイヨヤスイヨ、イチマイセンエーンッ!Manchester(発音◎)のCristiano Ronaldo(発音◎)、ティシャツイカガデスカ、ハイドウゾ、マイド!」などの声が飛び交っていた。風の強い日で、木の葉とか小石がティシャツの上に積もっていた。「センエーンッ」が道中少しブームになる。
11:30、グッズ販売会場は大混雑。ほとんどの人がユニフォーム着用。私はストラップを購入。ニット帽もよかったが高いので断念。トイレで身なりを整え戻ると、なんとキングの財布からユキチが逃走したらしいとのこと。青ざめる一同。恐らくSAで買い物をしたときに、重ねて2枚出したことに気づかなかったのではないかと…。奴はピン札だった。
12:30、意気消沈ながらもレストランで食事を取ることに。例のSAに電話してみるも、違算はなかった。まぁ、店の人が真実を教えてくれたかは定かではないが…。
割と高いものを注文し、一息つく。今回のチケット、ものすごいプレミアもので、取れたのもラッキー、席も値段もわりとラッキーなものだった。それでも¥15,000だが…。このチケット、決勝戦(マンU対リガデキト)の前に行われる3位決定戦(ガンバ対パチューカ)も観られるもので、時間もかなりあるし折角だから観ようということになって、時間を確認するためにキングがチケットを見たいと言った。桑田さんがチケット代をまとめて払って、チケットは桑田さんのところに届いていた。それをなくしたら困るので、しっかり者の飛鳥さんが預かっていた。飛鳥さんが取り出したのはローソンチケットのピンクの封筒。中を開けてみると、チケット代の領収書やチケット購入の際の注意書きなどの書類が入っていて、ローソンチケットのピンクの紙には色々と書いてあるものの、肝心の席番号が見当たらなかった。おかしいな、と他の紙を見てみると、「※※これは入場チケットではありません※※」というプリントのされたチケット(?)を発見。 一同、ざわめきと同時に青ざめる。
「まさか…」
しっかり者の飛鳥さん、とりあえずこのチケット(?)で入場できるのかどうかセンターへ電話。しかしやはり、これでは入場できないらしい。書類によれば、チケットは11月初旬に届いているらしい。桑田さんは、これしか届いていないと言う。では郵便局側のミスなのではないかという話になった。食事の席は騒然。大量の汗をかき慌てふためく桑田さん。一番に楽しみにしていたキングは怒りを通り越して笑っている。飛鳥さんはセンターに電話したり郵便局に電話したりまるで軍師のよう。先ほどのキングの1万円紛失事件は遠く彼方のことかのように思われた。皆が同じことを思っていた。
「俺たちは高い金を払って横浜観光に来ただけだったんだ」
そのとき奇跡が。「あった?!」
桑田さんの下宿先の後輩くんが、桑田さんの部屋でそれらしき封筒を発見。中を開けてみると、明らかに今回のチケットである内容が書き記されていた。どうやら下宿先のおばちゃんが、桑田さん不在時に受け取り、桑田さんの部屋に入れておいたらしい。「桑田さん、これから仙台に新幹線で戻って取ってきてください」軍師飛鳥さんの下、チケット確保の作戦が決行された。
と、言っても東京-仙台間は4時間もあれば戻ってこれるだろうから、とりあえずチケットは無事なんだから3位決定戦の後半からくらいは観れるだろう、と窓口で時間を確認したところ、最短最速でここに戻ってこられるのは18:30だということがわかった。しかも、仙台で降りて東京行きに乗り換える際の時間はわずか10分。その時間でチケットを受け取り、乗り換えなければならない。決定戦開始は19:30。去年は中に入らないと公式グッズが買えなかったらしく、今年もそうなら3位決定戦はおろかグッズを買うこともできないと思われた。しかも桑田さん、4人のうち一番持ち合わせがなく、全員にお金を借りて切符を買い、携帯は電池が切れそうだからと携帯も借りて行った。誰もが思った。ただでさえ寝不足で疲れているのに、その前のバイト8時間と現在の気疲れで完全に疲労し、寝過ごす…と。
祈るような気持ちで送り出し、兵士の帰還を待つことにした。
もしもキングがチケットを見せてくれと言わなかったら
もしも既に桑田さんの携帯が切れていたら
もしも下宿先に連絡の取れる後輩がいなかったら
我々は…
3人で諦め半分、期待半分の心地でとりあえずぶらぶらして、カフェで一服して一息ついた。3人とも各々ユニフォームに着替え、一縷の望みで会場に行ってみると、場外でもグッズ販売は行われていて、無事公式グッズを買うことができた。あとは車内で18:30を祈って仮眠を取った(私はDSをした)。
どうにか魔の10分をクリアした桑田さんは、大汗をかきながら新横浜に到着した。私たちは、初めてTOYOTA杯のチケットを手にした。ピンクのチケットとは比べ物にならない程立派で神々しかった。
桑田さんもユニフォームに着替え、ようやく会場へ向かった。今度はちゃんとチケットを持って。
19:00、場内はものすごい熱気。初めて目にするドーム内。…すごい。とにかくすごい。人が落ちてきそうだった。写真やテレビとは比べ物にならないほどの偉観。坂上り下り恐怖症(?)の私は軽くめまいがしていた。
っていうかここまでのエピソードがすごすぎてサッカー霞むんですけど。
まぁ、試合は大興奮でした。私が色々書いても、という感じ。なんといっても65000人越えだったかしら、ソールドアウトですからね。すごいなー
決勝点になったルーニーのゴールは私たちがいたスタンド側のゴールに入ったからね。立ち上がって大騒ぎしましたよ。隣の小学2、3年生ぐらいのこども2人が解説っぽいこと言ってて前途有望だわと思いました。私なんで選手の顔すらよく見えないのに。
しかしパクが先発なの嬉しかったー!借り物とはいえファンデルサール着てましたけど。パクのユニフォームなら買ってもいいなぁ…高いけど。っていうかあるのかしら。なさそうだわ。
帰りは激しく眠いし終日口内炎に悩まされてましたけど、色んな意味で絶対に忘れられない思い出になりました。忘れる方が難しいわ笑
着いたのが5:30。気力体力振り絞って風呂に入り、16:30まで寝ました。そのあと1時から9時まで寝ました笑
おしまい