おととい友人2名と遊んだ。仙人の庭によく遊びにきてくれる茶飲み友達である。一人は残念ながら下界にて会うことは叶わなかったが次回こそは。そのときはお互いの庭の話でもしたいと思う。熟れた桃の話や、枯れない山査子酒の池の話を。
私は朱窪淫で覚束ない足取りと回る頭でユーエフオー掴み取り機で大きな白いくまの子を手に入れた。下界の夜はなかなか楽しかった。
朱窪淫
読めるものなら読んでみよ。
して今日はオヤシラさんとオサラバした。メリメリッという音とともに、ものの30秒ほどで私の歯茎から巣立っていったオヤシラさん。母が抜けた歯をほしがったので、アルコールの瓶詰めにしてもらった。下同様、こやつもなかなか立派な大きさに育っていたようである。…でかかった。その大きさに、歯科医院のスタッフにいつも誉め称えられる。なかなかにして悪い気分ではない。反対側の自己主張の激しいオヤシラさんも今年中に卒業させたいと思う次第である。それにしても前回、下の埋没したオヤシラさんを抜いたときには、暫く口を閉じきることも開けきることもできなかった。顎が痛くて「いっそ殺してくれ」と何度も思った。やはり上の生えたオヤシラさんはするりと抜けてくれるらしい。ううううん、仙台っ子らーめんがとても食べたい。
しかし何故に母親は子の抜けた歯を欲しがるのか。前回の2センチ弱のオヤシラさん(半分に切断したが)も、「なぜ持ってこなかったのか」とぐずられた。だから今回はその旨を伝え、アルコールで瓶詰めにしてもらい、持って帰ってきた。母は喜ぶだろうか。